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下半身太りの原因と改善方法/姿勢と筋肉の使い方から考える

  • 執筆者の写真: 克嘉 赤澤
    克嘉 赤澤
  • 9月8日
  • 読了時間: 2分
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「痩せているのに下半身だけ太い」「ダイエットしても太ももが細くならない」そんな悩みを抱えている女性は少なくありません。実はこの背景には、単なる脂肪の量ではなく、姿勢や筋肉の使い方のアンバランスが関係していることがあります。


1.骨盤の傾きと下半身太り

骨盤が前傾していると股関節が軽度屈曲位となり、大腿四頭筋が過剰に働き、太ももの前が張り出します。逆に後傾するとお尻が下がり四角い形に見えやすい。理想は中間位で、腰椎・股関節にバランスよく負担が分散される状態です。


2.外反母趾と足の外張り

拇趾でしっかり蹴りだせないと、本来の内側アーチでの推進力が得られず、小指側や外側ライン(大腿筋膜張筋、外側広筋)に負担が集中します。その結果、太もも外側が発達し太く見える足になります。


3.大殿筋・内転筋の弱化

骨盤前傾では股関節屈曲位が続くため、大殿筋は伸張位で働きにくくなります。歩幅の小さい現代人では、深層の内転筋も使われにくく、外側筋群が代償的に働きます。これが「お尻が垂れて外ももばかり張る」原因です。


4.女性ホルモンによる影響(若年女性)

エストロゲンは妊娠・出産に備え、骨盤周囲や大腿部に脂肪を蓄積させます。さらにプロゲステロンは水分保持作用があり、浮腫みを助長しやすい。そのため、20~30代女性では「洋ナシ型」と呼ばれる下半身太りが多く見られます。


5.50代以降の下半身太り

更年期ではエストロゲンが減少し、脂肪は内臓に蓄積しやすくなりますが、足が太く見える人もいます。これは筋肉量の低下(特に大殿筋・内転筋)、血流やリンパ循環の低下、長年の歩行習慣や姿勢の崩れによるものです。


6.浮腫み・代謝低下

筋肉量の減少でポンプ作用が弱まり、下肢に血液や水分が滞留。これも太く見える大きな原因です。


7.改善方法

・姿勢改善(骨盤位置の修正)

・大殿筋や内転筋の活性化トレーニング

・足底機能の改善

・浮腫み予防(カーフレイズ・足上げ運動)


運動方法はリール動画で解説していきます。ぜひプロフィールからチェックしてみてください。


まとめ

下半身太りの原因は体質や脂肪だけでなく、姿勢・足の使い方・筋肉のバランスが大きく関わっています。正しい知識をもってアプローチすれば、見た目は大きく変わります。当院では、姿勢評価から整体・運動指導までサポートしていますので、ぜひご相談ください。

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